2008年3月10日月曜日

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2008年3月8日の東京新聞茨城版に

TX沿線に場外車券場 開発事業に大幅遅れ 公営ギャンブル場計画
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20080308/CK2008030802093629.html

という記事が掲載されました。(魚拓

この記事によると、つくば市島名のつくばエクスプレス(TX)沿線開発地区で茨城県が事業主体となっている上河原崎・中西地区に「サテライトつくば」という施設名の競輪場外車券場の建設計画が進んでいることが7日、わかったそうです。

場所:TX万博記念公園駅西側の県道45号線沿い
用地:約1万平方メートル
建物:延べ2,000平方メートル
駐車場:約500台
着工予定:2008年6月
開業予定:2008年12月
営業日数:25日程度/月
想定来場者数:2,000人/日

島名まちづくり協議会などがサテライト誘致の要望書を7日、つくば市に提出したとのこと。

島名地区まちづくり協議会役員の木村倉ノ助市議は
「大型商業施設の誘致を工夫してきたが、一坪も売れない。
地権者は固定資産税が高くなり困っている」
「住民の八割は計画に賛成している。誘致によるイメージダウンは
あまりないと思う」
と話しているとのこと。

上河原崎・中西地区は、「つくばならではのゆとりある都市と暮らしの創造」を目指すつくばエクスプレス沿線開発地区として鉄道の整備による交通事情の改善と都市機能の集積を図り、地区内外と連結する広域的道路の交差部を中心とした新たな拠点形成を進める地区、とされていて、1999年6月に第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%,容積率60%)の用途地域として市街化区域へ編入されました。

それが、2007年11月7日につくば市都市建設部都市整備課がwebに掲載した

都市計画用途地域に関する公聴会の開催について

を見ると、「サテライトつくば」予定地を含む5.4haが近隣商業地域に
変更され、「意見を述べることを希望する方は,下記の公述申出書提出
期間中に公述申出書を提出してください。」

とされました。公述申出書提出期間は11月7日〜11月20日の2週間で、29日には「公述の申し出がありませんでしたので,開催を中止します。」となっています。

さらに今年2月18日には

昨年11月に「つくば市都市計画に定める地区計画等の案の作成手続に関する条例」第2条の規定により,次の地区計画の原案の縦覧を行いましたが,案を作成する段階で一部内容の修正を行いましたので,再度地区計画原案の縦覧を行います。

という案内

上河原崎・中西地区地区計画の原案縦覧について

が出ています。変更点を見ると、11月に「近隣商業地域」とされた5.4haが「沿道サービス地区」に変更されています。この「沿道サービス地区」の用途の制限を見ると

次の各号に掲げる建築物は、建築してはならない。
(1) 住宅
(2) 共同住宅(事務所、店舗その他これに類する部分を有するものを除く。)
(3) 下宿
(4) 劇場、映画館、演芸場若しくは観覧場又は店舗、飲食店、展示場、
遊技場、勝馬投票券発売所、場外車券売場、場内車券売場、勝舟投票券
発売所その他これらに類する建築物でその用途に供する部分(劇場、
映画館、演芸場若しくは観覧場の用途に供する部分にあっては、客席
の部分に限る。)の床面積の合計が一万平方メートルを超えるもの。

となっています。つまり、事業計画にある2,000平方メートルのサテライトつくばは建築可能ということです。

意見書については

この地区計画の原案に対してご意見のある方(当該地区の利害関係人)は,縦覧期間中及び縦覧期間満了の日から1週間の間に意見書を提出することができます。

ですが、「意見書の提出期間 2月18日(月)〜3月10日(月)」となって
いました。

競輪場外車券場とはなにか、サテライトつくばは今後、どうなるのか、経緯を慎重に見守っていきたいと思います。

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