2008年3月29日土曜日

競輪場発の臨時バス車内で逆ギレ暴行傷害致死

28日の読売新聞とasahi.comの記事

バス車内で携帯を注意の男性に暴行、死なせた58歳を送検 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
asahi.com:バスで携帯の通話を注意され逆ギレ 男性を暴行、死なす

によると、26日(水)午後4時40分ごろ、松阪競輪場から松阪駅に向かう臨時バスの車内で携帯電話で大声で話していたことを注意された三重県大台町佐原在住の58歳の容疑者が逆上して、三重県四日市市小杉町の61歳被害者の胸ぐらをつかんだり、体を座席に押さえつけたりする暴行を加えた疑いで送検されたとのことです。被害者は27日(木)に容体が急変して死亡。

事件のあったバスは松阪競輪場の貸し切りで、JR松阪駅との間を往復しており、競輪場の利用客は無料で乗車できるとのことです。

この記事からは容疑者と被害者と競輪との関係はわかりませんが、松阪競輪場と容疑者宅と被害者宅の位置関係がわからなかったので、調べてみました。





容疑者は松阪駅から特急で30分ほど、被害者は反対方向の特急などを乗り継いで1時間半ほどの場所に住んでいました。競輪場から駅までの1.5kmほどの距離の臨時バスの車内での出来事。時間にしてほんの5分もなかったと思いますが、バス車内での携帯電話のマナーを巡るトラブルが、距離にして100kmほど離れた町に住んでいた二人の年配の人の人生を狂わせてしまいました。1947年頃のお生まれでしょうか。戦後の高度成長経済を支えてこられた、いわゆる団塊の世代ですね。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

こちらのブログ記事には
ブチ切れて乱暴狼藉に及んでいる人を止めるのはなかなか難しいですよ。

とのコメントがあります。コメント欄にある「松阪に請求書送れば払ってくれたのに。」という書き込みは「ネタ」なのかもしれませんが、このような発想が出てくることがとても気になります。

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