2008年3月30日日曜日

茨城県つくばまちづくりセンター

サテライトつくば建設予定地の最寄駅、つくばエクスプレスの万博記念公園駅前に「茨城県つくばまちづくりセンター」の事務所があります。1階は情報センターになっていて、毎週水曜日と祝祭日を除く平日・土日の午前10時〜午後4時の間、誰でも情報を閲覧することができます。


茨城県つくばまちづくりセンター全景


情報ステーションの業務


つくばスタイル


平成18年度沿線まちづくりPR事業


沿線整備の概要


立地企業懇話会の仕組み

これらの情報の中に、一つ、出所不明で気がかりな書類がありました。


凍結中3団地への業務施設誘致について(表)


凍結中3団地への業務施設誘致について(裏)

書類の右肩に「茨城県住宅供給公社」と書かれ、「凍結中3団地への業務施設誘致について」と題されたこの書類には
(基本方針)
○建築用途に対する規制
 住宅地区と隣接することを考慮し、下記の業種を除外している。
 ・遊戯施設、風俗施設は除外
   遊戯施設の例・・ボーリング場、バッティング練習場、ゴルフ練習場など
   風俗施設の例・・パチンコ店、麻雀屋、馬券車券発売所、映画館、劇場など
 ・工場は原則、除外
○施設規模に対する規制
 ・倉庫、食品製造業、自動車修理工場などは、床面積に制限はあるものの、それ以外の施設(業種)は、回数及び床面積に対する制限はない。
     ・・・容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)による一般規制
という記述があります。

「凍結中3団地」がどこをさすのか、この書類の作成年月日と効力は、など、いろいろと疑問点がありますが、上述の「沿線整備の概要」によれば、茨城県が事業主体となっている「伊奈・谷和原丘陵部」「島名・福田坪」「上河原崎・中西」の3団地を指している可能性があります。「凍結」とは何を意味するのでしょうか?

「茨城県住宅供給公社」と題されたこの書類に効力があり、上河原崎・中西地区を含む業務施設誘致の基本方針であるとするならば、競輪場外車券場の誘致はこの基本方針に反していることになります。茨城県住宅供給公社にこの点を確認してみたいと思います。

立地企業懇話会がこれまで上河原崎・中西地区に対してどのような企業誘致活動を展開してきたのかについても、情報公開を求めていきたいと思います。

【追記】

上記の「凍結中3団地」に関する疑問について、茨城県住宅供給公社の担当の方からメールにて回答をいただきました。

*****

Q1.「凍結中3団地への業務施設誘致について」というこの
書類は貴公社によって作成されたものでしょうか。その場合、
書類の作成年月日と担当部署の名称を教えていただけます
でしょうか。

A1.
・問い合わせの書類は,茨城県住宅供給公社で作成したものです。
・書類は,平成18年度に作成し 担当は 業務用地担当部です。

Q2.「凍結中3団地」とは、どの団地のことでしょうか。
また「凍結」とは何を指すのでしょうか。

A2.
・凍結中3団地は,北条団地(つくば市),西十三奉行団地(ひたちなか市),プロヴァンス笠間(笠間市)の3団地です。
・凍結と言っているのは,この3団地が,当公社において住宅団地を開発する目的で土地を購入し,一次造成を行った後,住宅需要の低迷等によりその後の開発について,公社が自ら行うことを中止した団地であることから,その言葉を使用しております。

Q3.当該書類の中にある「基本方針」とは、誰が誰に対して
どのような効力を有するとお考えでしょうか。

A3.
3団地につきましては,現在,民間事業者に開発を頂きたく,団地の保有地の販売を行っており,その開発にあたり購入者の建設可能な建物について説明しております。

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ご担当の方、ありがとうございます。

この北条団地、西十三奉行団地、プロヴァンス笠間に関する書類がなぜ、茨城県つくばまちづくりセンターの情報ステーションに置かれていたのか、は謎ですね。

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