2008年4月13日日曜日

つくば市教育長が反対運動に圧力?

10日の産經新聞の記事魚拓)によると、つくば市PTA連絡協議会が市内の小中学校を通じて車券場反対の署名活動を開始したところ、つくば市教育長の柿沼宜夫氏や教育委員会幹部から複数の学校関係者に対し、「(署名を)止める方向で検討してほしい」などの“圧力”があったとのことです。

PTA連絡協議会では柿沼教育長に対し、公営ギャンブルについての見解、市内での競輪場外車券場建設に対する教育的見地、署名活動など反対運動に対する教育長としての見解、を文書で回答するよう、公開質問状を9日に送ったとのこと。

また、11日の東京新聞の記事魚拓)によると、つくば市の市原健一市長は10日の記者会見で「個人的には誘致して好ましい施設ではないと思っている」と見解を述べたとのことです。また同じ記事で柿沼宜夫教育長は、反対活動へ圧力をかけたとされる件を否定し、「児童・生徒を通じた署名集めは学校教育上、まずいと思っている」との認識を示したということです。

柿沼宜夫氏の経歴についてGoogle検索してみたところ、

  つくば市議会 - 議会運営委員会会議録
  平成17年議会運営委員会会議録
  平成17年3月22日午前開催(3月定例会)

にこんな記述がありました。

それから、議案第55号 つくば市教育委員会委員の任命につきましては、平成17年3月31日をもって藤井教育長が退任するため、教育委員1名が欠員となりますので、元谷田部中学校長で現在吾妻公民館館長の柿沼宜夫氏を任命したくお願いするものでございます

なお、市原健一市長の出身は、島名地区から14kmほど離れた大穂地区(旧筑波郡大穂町)です。一方、サテライトつくば建設予定地の上河原崎・中西地区は旧筑波郡谷田部町です。

谷田部町が大穂町、豊里町、新治郡桜村と合併して「つくば市」になったのは今から20年ほど前の1987年11月30日のことです。つくば市の2期目と3期目の市長は、旧谷田部町の島名地区出身の故・木村操氏が務めておられます。

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